“華咲くSilky”誕生秘話


STORY 01東京・多摩でつながった
地産地消スイーツ
武蔵国の守り神である大國魂神社の御神酒造りを任されていた野口酒造店は、都市開発の影響もあって1985年に酒造りを止めていました。7代目現当主、野口英一郎氏は「いつかは酒造りを復活させたい」との強い思いを持ち、酒造り復活の準備を進めていたところ、同じ府中市にある東京農工大学から、独自開発した米“さくら福姫”で酒造りができませんか?という話が舞い込みます。真の東京の地酒が造れるまたとない機会だと確信した野口酒造店は、40年ぶりに地酒造りを復活させたのです。そんな折、「酒を醸した後に生まれる酒粕を何かに利用して貰えないか」と、地元企業を介してオーナシェフ間のもとに話が来ました。
東京・多摩で開発されたお米「さくら福姫」を使用し、多摩産の地酒として復活した「國府鶴(こうづる)」。そして、多摩・小金井で70年続くフレンチレストラン「TERAKOYA」が、その酒粕を使ってスイーツを生み出す。「酒の華スイーツSilky」は、不思議な縁に導かれるようにして出来上がった、地産地消スイーツなのです。


STORY 02風味豊かな
サステナブルスイーツの誕生
野口酒造店さんの酒粕をいただきスイーツ作りをスタートさせるものの、いろんなアイデアがあってもなかなか納得のいく味を見つけられずにいました。そこで、オリーブ・サンドに使用するシロップ漬けオリーブの“シロップ”で甘味を付けムースにしてみると、非常に風味豊かなスイーツが出来上がりました。
日本酒を醸した後に残る酒粕と、オリーブ・サンドを作った後に残るオリーブシロップ。これまで活かしきれていなかった素材を活かした、サステナブルな発想のスイーツとも言えるのです。


STORY 03ビタミン豊富な
美と健康のスイーツ
古くから健康食品として親しまれてきた酒粕。近年では、さまざまな有効成分や機能についての研究結果も明らかになってきています。お肌のターンオーバーを整えるビタミンB2や代謝を促進するビタミンB6が豊富。お肌のうるおいを保つ「グルコシルセラミド」も含まれています。対するオリーブには、抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐビタミンEが含まれているので、美容と健康を意識した方におすすめできるスイーツです。